こんにちは!投資家応援団、団長のコマコマです。

「銘柄選びは良いと思うんだけど、勝てないのはなぜ?」
「株上手い人の買い方って、どうしてるの?」

「買う時になぜかハラハラ、ドキドキしてしまう」

「株を売買する時に気をつけることを知りたい!」 こんな悩みを解決できる記事になっています!

なぜなら、これから紹介する株の売買方法の心得を実施して、大きく利益を伸ばすことができました。

逆に、心得から外れた売買方法をして大きく損をしたこともありました。

これまで経験を踏まえ、中長期やスイングで株投資をする兼業投資家の皆様に役立つ「株の売買方法の心得」を記事にしましたので、今後の株投資の参考にしてください。

この記事は次のような人におすすめ!

  • 中長期投資、スイング投資をしている兼業投資家
  • 銘柄選びには自信があるけど、利益を伸ばせない方
  • 株の売買方法の基礎(買い注文の入れ方など)は理解しているが、なかなか勝てない人
  • 株を買う時はいつも、ハラハラ、ドキドキして余裕がないと感じている人

先に結論から言いますと、株の売買方法においても、最も重要なことは資金管理力です。

つまり資金を上手く管理することに繋がる株の売買をするかが非常に重要になります。

そうすれば、心に余裕を持った株式投資ができます。

では、どのように株を売買していけばよいか?

記事の前半では『銘柄選びよりも売買方法が重要』であるということを解説しつつ、

記事の中盤~後半では、3つの心得として『時間を分散する買い方』『買う前に撤退基準と利確目標』『エントリーは小さく負ける位置を狙って』について、具体的に解説します。

銘柄選びよりも売買方法が重要

なぜ銘柄選びよりも売買方法が重要なのか

銘柄選びは株式投資の醍醐味ですよね! 分かります。

この会社への投資が資産を増やしてくれるかもと期待にワクワクする時間はとても楽しいです。

ただし、いくら良い銘柄を選んだとしても売買方法を一つ間違えると大惨事になることがあります。

逆に、銘柄選びを間違ってしまっても、売買方法を間違えなければ、大怪我をすることはありません。

ましてや、地合が良ければ利益を出せることもあります。

売買方法が銘柄選びよりも重要であると考えている理由がここにあります。

それは売買方法を一つ間違えると即退場に繋がる危険性があるからです。

私も何度か痛い思いしましたが、銘柄選びよりも買い方に問題があったとつくづく思います。

それに対し、利益を伸ばせた時を振り返ると銘柄選びもさることながら、買い方が良かったですね。

良い買い方・良くない買い方

では、どんな買い方が良くて、どんな買い方が良くないのでしょうか?

良い買い方とは「気持ちに余裕を持った買い方」です。

良くない買い方は、その逆の「気持ち余裕のない買い方」です。

気持ちの余裕を失っていると客観的、冷静な判断、行動ができなくなってしまうからです。

良くない買い方【例】

決算の期待値が高いので、信用でレバレッジを最大限にして持ち越すというパターン

この場合、何が良くないのでしょうか?

A:決算を持ち越ししている

B:レバレッジを最大限にしている

質問の聞き方を変えます。どの点が気持ちの余裕を無くさせているでしょうか?

「B:レバレッジを最大限にしている」です。

決算持ち越しは期待値が高い場合もありますので、決算書を読み、仮設を立てて臨むことは良いと思います。

事前に株価に織り込まれていて失望売りで大きく下がる場合もありますので、その辺りも想定に入れておくとよいです。

「B:レバレッジを最大限にしている」は問題ですね。下がる想定をしておらず、一か八かのギャンブルトレードになってます。

何が良くないかというと、次の手を打てない状態にしてしまっていることです。

気持ちの余裕がなくなり、「こんなはずでは無かった」と思考も停止させてしまいます。

なってしまったことは仕方がなく、「これからどうするか」を考えた方がよいのに、被害の大きさに目がくらんで気持ちを切り替えることもできません。

万が一にも株価が上がって、ギャンブルトレードが上手くいった場合は、もっと良くありません。

脳が間違った成功体験を覚えてしまい、「あの時上手くいった」→「今後も上手くいくはず」に変換してしまい、いつの日か破綻する時が来るのがオチです。

では、気持ちに余裕を持った買い方をするにはどうすればよいのか、その心得を3つご紹介します。

株の売買方法の心得(気持ちに余裕を持つ) 

株価は上がってくれるのか?ハラハラ、ドキドキという気持ちになっているとすると、気持ちの余裕を失っております。

投資ではなく、ギャンブルの要素が強くなっていると冷静になった方がよいです。

小資金の兼業投資家が、株式市場でギャンブルトレードするのは危険です。すぐに資金を溶かすことになると思います。稀に博才に長けている方をXで見かけますが、異例中の異例と考えた方がよいです。

ギャンブルを楽しみたいのであれば、パチンコ、競馬、競艇とありますので、お小遣いの範囲で楽しんだ方が良いですね。

気持ちに余裕持った売買をするためには、次にあげる3つの心得を実践して買うようにしてください。

株の売買方法の心得3選
  1. 軍師のごとく、部隊(資金)を分けて投入
  2. 買う前に撤退基準と利確目標を設定
  3. エントリーは小さく負ける位置を狙う

実践していけば、少しづつですが、資産を増やすことができます。

こちらの買い方については、銘柄を絞りこんだ選択集中投資が前提となっております。

選択集中投資について知りたい方は次の関連記事にてご確認ください。

1.軍師のごとく、部隊(資金)を分けて投入

私の場合ですが、資金を軍の部隊と見立てて、戦国時代の軍師を気取ってトレードしております(上杉家の直江兼続が推し武将です)。

部隊編成は次の通りです。

  • 第1部隊
    先陣を切って、エントリーをする部隊です。試し玉としての偵察班もこちらの部隊におります。
  • 第2部隊
    第1部隊の戦況を見て投入されます。第1部隊にてそのまま上がっていく場合には待機、地合悪化等で下がっていく場合には、援軍として投入されます。
  • 第3部隊
    基本的は戦況を見守って待機している部隊です。暴落時など、第2部隊を投入後に地合などにより、さらに下がる場合に投入されます。セリングクライマックス又は、リバウンド後の押し目で投入したい部隊です。
  • 防衛部隊
    投入されることはほとんどありません。保証金としての役割を果たしています。

では実際のトレードを見ながらどのように資金を動かしているか解説します。

トランプ関税ショック最中の状況です。4/7以降に、再度リスクオンしていく経過になります。

①第1部隊投入
 好決算での上げを期待して200株(673円)エントリーし、現物で持ち越し

②第1部隊の一部撤収
 予測していた経常利益を若干割り込み、PTSが下方向に判断すると判断し、決算情報を見て即座に100株を売却する(671円)。但し、決算の内容自体は悪くないので、底値付近まで下げるようであれば再度エントリーを狙う。

③第2部隊投入
 4/7の底値付近まで下げて来たため、様子の増し玉100株をエントリー(570円)する

④現物を引上げ信用買いに変更
 第1部隊で入っていた673円の現物を663円で引上げ、信用買いで660円で置き換える

万が一、株価が底値の570円を割ったとしても6,283円分の利益は確定しており、負けにくい状況にあるため、余裕を持って静観できることに繋がっています。

⑤第一部隊を撤収
 信用に置き変わった第1部隊660円を739円で撤収する。

2025/6/13現在、第2部隊570円が信用買いとして残っている。株価777円 含み益20,324円(+35.4%)
確定した損益ー200円ー1,000円+7,583円=6,283円

会社が利益を伸ばすシナリオが崩れていないため、第2部隊はそのまま静観する予定ですが、地合で下げる場合には、再び第1部隊を送り込むこともできます。

というように部隊(資金)をわけて投入することで、気持ちに余裕をもった采配をすることができます。

逆に、いきなり全軍で突撃したり、多数の銘柄に手広く資金を展開していると、送り込む部隊が枯渇しており、
チャンスで手を打つことができなくなってしまいます。

銘柄を絞り、買い時を分散して資金管理をする理由はまさにココにあります。

明らかにチャンスの勝負どころは、全軍を投じて攻めても良いのですが、そのようなチャンスは滅多にありません。暴落時におていもどこまで下げるかは分かりませんの部隊(資金)の投入の仕方は注意したいものです。

まとめると、株価の値動きは長期的には企業が利益を増やし続ける期待値に集約されるが、短期的には需給や景気動向など様々な要因に左右され、予測することは難しい。

その前提でトレードで利益を出すためには、どのような状況にもなり得るという可能性を認め、受け入れ、策を準備しておくことが重要である。

そのことに繋がるのが、銘柄の絞り込みと部隊(資金)をわけて投入する買い方になります。

あなたも推し軍師に成りきり部隊(資金)を操って、自軍を大きくすることを祈ってます。

2.買う前に撤退基準と利確目標

あなたは、銘柄を買う前に、撤退基準と利益確定目標を決めているだろうか?

なんとなく上がるだろうと買ってみたはいいが、どこで損切りしてよいか?
いくらで利益を確定してよいか迷ったことはないだろうか?

予め決めておらず、その場のフィーリングで決めるのは非常に難しい。ズルズルと迷っていて売り時を失うという経験をよくしたものである。

前段で資金を軍の部隊にみなして説明したが、ここでも部隊とみなして説明する。

部隊(資金)の目標と撤退基準を予め設定しておかないと、部隊は負け戦を続けて消耗し、消滅してしまう危険性がある。資金についても同じことが当てはまると考えています。

では、どのように撤退基準と利確目標をどのように決めるのか?

株価が上がると判断した仮設や理由によって決めています。

企業が今後も利益を伸ばし続けるシナリオ設定してエントリーした場合には、2年後の利益を設定し、そこに向かってのシナリオが崩れない限りはホールドします。

ただし、部隊によってもシナリオが変わってきます。

これ以上は下がらないとの予測し、チャートを見て第2部隊を投入したが、予想を反して設定したデッドラインを割った場合は、部隊を一旦撤収します。

また、設定を忘れてはいけないのが、個別銘柄の要因だけでなく、全体相場においての基準設定です。

警戒指標が危険域に入った場合には、一部を撤退または利確することです。

下に私の撤退基準設定、利確目標設定の例をまとめておきますので、参考にしてください。

●第1部隊
 利益の伸びを想定してエントリー
 撤退基準:売上、利益の伸びが鈍化した場合
 利確目標:3班に分けて利確 ①+株価5~10% ②目標株価(2倍以上) ③シナリオが崩れるまで放置

●第2部隊
 チャートから底値付近と判断してエントリー
 撤退基準:底値から-5%ラインを割り込んだ場合
 利確目標:①+株価5~10% ②MACDがデッドクロス
 その他思惑による急騰があった場合には、その後のリバウンド下げを警戒して利確撤収する。

●全体相場
 複数の警戒指標が点灯した場合に一部を撤収する。
 信用評価損益率が5%未満、騰落レシオが120%以上、日経平均やS&P500がMACDのデッドクロス目前

3.エントリー小さく負ける位置を狙

トレードにおいて、勝率は重要な要素ではありません。10戦1勝9敗でも、9敗の負け幅を抑えて、1勝の利益を伸ばせば勝ちになります。

そのためには、大負けをしないように小さな負けに抑えることが重要になります。

ここで意識したいのがリスクリワードの考え方になります。

リスクリワードを詳しく知りたい方は検索してみてください。

すごく簡単に例で開設すると、勝ちが+3万円、負けが▲1万円の取引だとリスクリワードは3倍になります。

負け分に対する勝ち分の期待値の割合ですね。

この場合は、4回に1回勝てば、±0円になります。

私はリスクリワードが3倍以上になる取引を意識しており、負けのリスク(不確実性)を、極力小さくできる場所を狙ってエントリーすることを心がけています。

そして、エントリーポイントを決めるのに、チャートを活用しております。ちなみに銘柄選びは財務指標などのファンダメンタルズを重視しています。

【負けのリスクが小さいエントリーポイントの例】

●チャートのMACDがゴールデンクロスになりそうなところ
●Wボトムの右側の底値手前
●3日連続の陰線後の4日目の寄り付近
●金曜日の13:30~14:30

株価が上がっている時の方が欲しくなりますが、負けた時の負け幅が大きくなるため、ジャンピングキャッチは原則しないようにしています。

負けのリスクを小さくするエントリーポイントになるまで待つ。ならなければ見送る。待った方がトレード全体の成績の向上に貢献してくれます。

まとめ

株投資にとって最も重要なことは気持ちに余裕を持ち、冷静に客観的にトレードすることです。

気持ちに余裕を持ってトレードするには、市場分析や銘柄選びよりも、どのように売買するかの方が大切であり、次の売買の心得を実践して売買する。

株の売買方法の心得3選
  1. 軍師のごとく、部隊(資金)を分けて投入
  2. 買う前に撤退基準と利確目標を設定
  3. エントリーは小さく負ける位置を狙う

今回の記事も大切なのは予めの準備と、早く儲けたい欲や焦りを抑えた冷静な判断と行動だと認識します。

何事も焦りは禁物ですね。未来の自分を信じ、自らの成長にワクワクしながら、投資を楽しんでいきましょう!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。