こんにちは、コマコマです!

Xでインフルエンサーがあの株を投稿していたから、これから上りそう?買った方がよいかな?
今持っている株があるけど、乗り換えた方がいいのかな?

と悩んでいませんか?

私も、Xで見かける「爆益した!」の投稿に心揺さぶられるので、よく分かります。

資金力がある人、デイトレーダーなどの短期の人は、いろんな銘柄に手を出しても良いと思いますが、中長期投資で小資金からはじめている人には、向かないと思います。

今回のブログ記事は、小資金のうちの私なりの戦い方を解説しております。

この記事は次のような人におすすめ!

  • 中長期の株式投資を通じて、副収入を手に入れたい
  • 働きながら株式投資で、自分にあった投資スタイルを見つけたい
  • 投資を始めたもののうまくいっていない

今回の記事には、働きながら日本株を投資をして資産を増やしていきたいという方に向けて、私がたどりついた相場と向き合い方を紹介しております。

先に結論から言いますと、投資において最も重要なことは資金管理であると考えています。

銘柄選定の分析力、売買タイミングを見極める能力よりも、資金管理力が最重要の能力であるというのが、私の見解です。

これから紹介するのは、資金管理を最重要と考え、どうすれば資金管理がしやすくなるのかと、試行錯誤してたどりついた投資戦略です。

一つのモデルケースとして、あなたの投資戦略の参考になれば幸いです。

おすすめの投資戦略は、、、

それは、「選択集中投資」です!

ベタな回答でしたかね😅

ただ、これが頭で分かっていても、なかなか実践が難しいのですよ。

では、「なぜ『選択集中投資』が小資金の兼業投資家におすすめなのか?」「頭でわかっていても実践が難しいのか?」そして、「どのように対処していくとよいのか?」を順に説明していきます。

なぜ選択集中投資がよいのか?

少ない資金力の者は相場においては弱者になります。
※弱者という表現、好みではありませんが分かりやすさ優先します

弱者が資金力が豊富な強者がゴロゴロしている相場の中で生き残り、資産を増やすには弱者ならではの戦い方をした方がよいと考えています。

弱者ならではの戦い方が選択集中投資になります。

この考え方は、ランチェスター戦略から来ています。
ランチェスター戦略とは軍事戦略の法則から派生し、経営やマーケティングにおいても応用活用されているものです。
※ランチェスター戦略を詳しく知りたい方は「ランチェスター戦略」で検索してみてください。

ランチェスター戦略をものすごく簡潔に言うと、強者には強者の戦い方、弱者には弱者の戦い方があるということ。

そして弱者が勝つためには、自分が勝てる領域を絞り込んで、絞り込んで差別化して戦うというものです。

資金力がある強者は、資金力に物を言わせたような戦略とってきます。

同じ土俵で、同じように戦っていては、弱者は消耗し、強者の都合の良い養分となってしまうでしょう。

そして、銘柄を絞り込むことの大きなメリットが、資金余力を取っておくことができるということです。


あれもこれもと良いと思っている銘柄を買っていると、あっという間に資金が無くなります。

利益が出ているうちはよいのですが、不意打ちのように暴落が来たら溜まったものではありません。

資金余力は非常に重要です。資金余力がないと、いざという時に選択肢がなくなり、防戦一方になります(コマコマは防戦一方を何度か経験をしております😭)。


銘柄を絞り、資金余力を残した上で戦っていきましょう!

参考として、最も資金力がある強者代表の機関投資家と、弱者である個人投資家(兼業かつ資金力が少ない)との比較をまとめておきますので、お役立てください。

項目機関投資家(強者)個人投資家(弱者)
保有銘柄数数百~数千の銘柄を分散保有数銘柄に集中投資
取引状態分散投資で常に何か資金を入れている。資金を引きあげることは稀である。資金コントロールは個人の判断
休むも相場で資金を引き上げることも可能
情報収集方法独自リサーチ、企業訪問、専門家との対話、AI活用
情報調査部隊が情報ある程度の情報は調査している
ネット、SNS、ニュース、リアルでの生活からの情報
情報を深く掘ることが可能

「軍事戦略」やら「強者が~」、「弱者が~」と言っておりますが、弱者が強者に勝つための戦略でありませんので、ご注意ください。

投資において、弱者が強者を打ち負かすことは無理があります。弱者が資産を増やすには、強者の力が大いに必要になります。強者が気づく前に仕込み、強者に買い上げてもらうを狙いたいものです。

集中投資が良い理由
  • 強者と同じやり方では、消耗戦で強者の養分となってしまう
  • 強者よりも優位な領域に絞り込んで、絞り込んで差別化し、資金余力を残しておく(適正な資金管理)

選択集中投資が難しいのは?

選択集中投資が小資金で投資を始めた者に適しているということは分かったけど、いざそれを実践するのはなかなか難しいです。

なぜ難しいか? それは「早く資産を増やしたい」という欲望があるからです。コイツを飼い慣らすのは、手がかかります。

資金をつぎ込みたくなる欲望たち
  • あれもこれもよく見える
    すぐにも上がって行く良さそうに見える銘柄が一杯あること
  • まだまだ伸びる
    利益が少し出ていて上り始めると、まだまだ上がるからロットを増やしておこう
  • 損失を減らしたい
    安く買い足して平均単価を下げたい
  • 一か八かが気持ちイイ
    ギャンブル好きには堪らない感覚
  • SNS等からの誰かの声
    「この株は絶対来ること間違いない」「みんな〇〇株買ったよね?儲かっている?」
    私も利益逃したくない誘惑にかられることあります

というように色々とやっていると、知らぬ間に信用三階建てのパンパンマン状態に、そこで暴落に巻き込まれると一発レッドで退場となってしまいます。

私も退場まではいきませんでしたが、あわや退場のところまで追い込まれたことがありますので、あれこれも手を出したくなる気持ちはよく分かります。

暴落の予兆で損切り撤退ができればよいのですが、これもまた難しいんですよね。

暴落の予兆はゆでガエルのお湯のように迫ってきますから。
(暴落体験はこれも記事になりそうなので別記事で書きますね)

資金管理のための対処方法

「早く儲けたい」という欲望を抑えて資金管理するための対処方法をいくつか紹介します。

残念ながら即効性があり、確実に効くというものはありません。

それがあれば、誰しもが投資で上手くいくはずです。

それでも、私の経験も踏まえ、こう考えると頭を切り替えて続けることができるというものになります。

適正な資金管理を続けるための対処方法
  • 銘柄は自分の得意領域を選択
    調べていくとどの銘柄もよく見えてきますが、得意な領域で勝負した方が良い。
    よく分からない領域だと、機関投資家の揺さぶり翻弄されて買わされたり、売らされたりしてしまうことに繋がりかねない。
    株価下がった時に、これ以上下がったらどうしようと思うようであれば、その銘柄は手放した方がよい。
    地合による下げや、理由もなく下がった時に、下がってラッキーと安く買い足せると思える銘柄を選びたい。

  • 分割購入
    平均単価を下げるために買い足すのを難平(なんぴん)というが、私も難平(なんぴん)はおすすめしない。
    分割購入は計画的に購入時期を3つ以上に分割して購入すること、予め想定した上での買い下がりである。
    ※購入方法と次の撤退基準は関連しており、別記事で詳しく紹介します

  • 撤退基準
    謎下げは買ってもよいが、理由がある下げや暴落回避の撤退は設定しておいた方がよい。
    決算前の一部撤退、決算内容で予測を下回った場合の撤退、日経平均が抵抗線を割った場合の一部撤退など

  • 外野の声はスルー
    Xやユーチューブなど情報取得手段がたくさんある。
    自分の考えの参考にするのはよいが、翻弄されるのは非常によくない。
    特に煽り投稿や、自慢投稿に心揺さぶられることもある。私も正直言って揺さぶられることが多々ある。
    その人と自分は置かれている状況が違うので、比較しても徒労に終わるだけ。
    揺さぶられそうになりそうな自分に気づいたら「それがどうした」と心でつぶやき、線を引くと良い。冷静さを取り戻すことができる

  • 待ちこそ相場
    相場格言の一つに「待つのも相場」という言葉がある。私の場合、「待ちこそ相場」と考えている。
    手数勝負は強者と同じ土俵に立つことになり、それは避けた方がよい。それよりも、待っている間に調査・分析・学習に充てた方が良いと考える。

    ・自分が選択した銘柄の裏付けの深堀
    ・これからターンがやってきそうなセクターはどこか?その中心となる銘柄は?
    ・経済全体の状況は今後どうなる?
    ・アメリカのFRBの方向性は?

    など調べることは山ほどある。

まとめ

今回の記事で伝えたかったことは次の通りです。

  • 弱者(個人の兼業投資家)には、弱者の戦い方がある。それが選択集中投資。
  • 選択集中投資は投資において最も重要な資金管理に繋がる戦術である。
  • 資金管理をするための工夫(得意領域を選択、分割購入、撤退基準、外野はスルー、待ちこそ相場

投資を行う=儲けたい欲望があるのは普通です。そこに早くという感情が入ってくることが、事をややこしくすると考えます。

何事も焦りは禁物。未来の自分を信じ、自らの成長にワクワクしながら、投資を楽しんでいきましょう!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。